立ち姿勢に役立つアイテム

綺麗な姿勢を保とうと努力した事がある人はたくさんいると思いますが、美姿勢というのはなかなかすぐには身に付かず、気がつけば元通りの悪い姿勢になってしまうことが多々あります。長い間ずっとしてきた悪い姿勢のクセというのはすぐには改善しません。ですから辛抱強さが必要なのですが、少しでも楽にできるように役立つアイテムを活用するのも良い方法です。例えば立ち姿勢において重要なのは重心の取り方ですが、重心をきれいに取るためにテニスボールを利用するのは一つの手です。立っている時によくやりがちなのは、つま先に重心を置き過ぎとかかかとに置き過ぎという状態です。かかとに重心があると背中が丸まって頭が前に出る猫背となります。

 

またつま先に重心があるとお腹が張って骨盤が反っている状態です。ですから全体重を支えている足裏の重心のバランスを取るためにテニスボールを足にかませて正しい位置を意識させると良いです。くるぶしより数センチ前くらいの位置の増したにボールを置いてそれを踏んづけ、くるぶしから頭頂部まで一直線上に棒を通すようなイメージで立ちます。曲乗りをするわけではありませんが、体重をのっけてボールの上に乗りながらその姿勢を1分ほどキープしてみましょう。これだけでも重心をマスターするのに役立ちます。

 

座り姿勢に役立つアイテム

座る時に使えるアイテムはクッションです。どう使うかというとお尻の後ろ側にクッションをかませて骨盤を立てられるように使います。椅子に座っている時は座面が地面と平行なので、意識していないと骨盤が後ろに傾いてきて背中も後湾してきます。そのまま上半身全体が丸まった感じになり、腰が緊張して、肩は丸まり、頭が前に出てきて負担がかかり肩こりにつながっていきます。またその状態だとぎゅっと内臓が圧迫された状態になってきつくなります。

 

ですから背中が丸まらないように骨盤を立てるのが大事ですが、そのうえでクッション(タオルなどでもOK)をかまして太ももが少し地面に対して前にさがるようにするとやりやすくなります。車の運転が多い人の場合などはこれを意識することが大事です。シートの形を思い出すと分かりますが、太ももが地面に対してななめに上がっているような形をしています。この状態だと骨盤が立ちにくいので、同じアイテムを使って立たせるようにしましょう。

 

アイテムに加えて美姿勢のノウハウを深める

上記のようなアイテムを利用すると美姿勢を保つのに役立ちますが、姿勢の良さにはこのほかにも色々な要素が関係してきます。実際の所、関係する筋肉や骨、血流など学ぶべき事がたくさんあります。ですから姿勢を徹底的に直してみたいという人は、人体に関するノウハウを腰を入れて学習してみるのが大事です。

 

最近は「諒 設計アーキテクトラーニング」スクールの「姿勢コーディネーター資格講座」のように通信講座で美姿勢のスキルアップが図れる授業をしているサービスもあるので、こうしたものを活用するとより効率的な美姿勢矯正が可能になります。

 

まとめ

座り姿勢にしても立ち姿勢にしても、美姿勢をキープするには努力が求められます。長い間足を組んだり片足にだけ重心をのせたり、猫背の態勢をする習慣があった人の場合は特に難しく思うでしょう。でも「継続は力なり」で、意識して続ければだんだんと美姿勢の型ができてきます。

 

上記で紹介したアイテムは簡単に安く手に入るものですぐに実践できるので、積極的に活用してみましょう。またそれにプラスαとして、美姿勢に関するより深い知識を資格講座などで学ぶとさらに美姿勢キープが容易になるので、こちらも時間をとって挑戦してみると良いでしょう。

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