立ち仕事の問題点

デスクワークにはデスクワークのきつさがありますが、立ち仕事もいろいろ身体の悩みが多いタイプの仕事です。ずっと一日中立っていると、腰痛が出てしまったり、足がむくんだりします。これらの症状はどうして出てしまうのでしょうか?むくみについて説明すると、これは足を動かさないことによる血液循環の悪さが原因です。

 

よく知られているように血液は動脈と静脈によって栄養や酸素や水分の運搬、老廃物の回収などを行っています。しかし運動による筋肉の収縮がなく血液がちゃんと巡らない状況になると、水分がちゃんと回収されずに足で浸出した状態になってしまいむくみます。また立ちっぱなしだと腰回りの筋肉に負担がかかり、血行が悪くなります。そのようにして筋肉が硬くなってしまうと、筋肉によって動く骨盤のゆがみも連鎖的に起き、結果として腰痛へとつながってしまうわけです。

 

立ち仕事をもっと楽にする方法

立ち仕事を楽にする方法はなんでしょうか?何時間も微動だにせずにじっとしているということは通常の仕事ではふつうないでしょうが、可能な時に意識して足の筋肉を動かすのは良い事です。筋肉を動かしてほぐすなら血行もリンパの流れも良くなって問題が起きにくくなります。また大事なのは立ち方です。立っているという何気ない動作をするのでも、正しい立ち方と間違った立ち方をするのとでは大きな違いをもたらします。

 

間違った立ち方として多いのは片足に重心をのせてもう片方のひざが曲がったような立ち方や、かかとか足先だけに重心がかかっているような姿勢です。こうした立ち方は身体全体のアンバランスを呼び、負担の多い立ち方となります。結果余計疲れやすい立ち姿勢になります。ですから正しい立ち方をマスターすることで立ち仕事を楽にできます。

 

正しい立ち方のためのポイント

正しい立ち方は背中が前にも後ろにも傾いておらず、S字をきれいに描いた状態です。頭のてっぺんからくるぶしにかけて身体のラインが一直線に通っている状態です。壁についた時に頭と肩とおしりがくっついていて、腰上や太もも裏にスペースが空いている状態、あるいはマリオネットのように上からまっすぐつり上げられている状態をイメージすると実践しやすいでしょう。

 

また重心ですが、親指と小指とかかとの3点に均等に重心がかかるような立ち方を意識するとバランスよくなります。

 

まとめ

長時間の立ち仕事は足のむくみや腰痛につながりやすい仕事です。これには足や腰回りの筋肉や血流が関係してきます。人間の身体は各部がバランスよく組み合わさって初めて健康な状態ですが、同じ負担がずっと加わり続けるような立ち仕事をすればやはりガタがきてしまいます。

 

ですから適度に身体を動かしたり、立っている時は姿勢に気を配ることで負担を少なくするようにしましょう。そうすると見た目にも美しくなり、仕事のパフォーマンスをアップすることにもつながります。健康と審美の両方で、正しい姿勢にはメリットがあるのです。

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