デスクワークに多い問題

デスクワークをしている人は非常にたくさんいますが、デスクワークは立ち仕事と比べて楽なようで実はとても負担の大きい仕事です。NHKの番組で紹介されたある追跡調査によると、座る時間が1日4時間未満の人と比べて、11時間以上だった人は死亡リスクが40%も高まるということが判明しました。

 

る事の問題を研究しているネヴィル・オーウェン博士によると、座り続けると身体の代謝機能や血流の機能に問題が出てきて、血液中の糖や中性脂肪が増えてどろどろの血液になり、心筋梗塞や脳梗塞や糖尿病などのリスクが増えてしまいます。さらに長時間良くない姿勢で座っていると、筋肉が硬直してきて骨盤や背骨などの歪みに発展してしまう事があります。こうなると腰痛や肩こりなどが発症したり、筋肉を動かさないために血流が悪くなるので酸素が供給されず老廃物も回収されにくくなり疲れがたまってしまいます。

 

デスクワークの疲れを取り除くには?

上記のような理由で、デスクワークにはたくさんの健康リスクがありますし、疲れやすいというすぐに実感するような悪影響もあります。では健康的にリラックスしてデスクワークするにはどうしたら良いでしょうか?すぐに実践したいのはまず姿勢です。よく言われるように人間の体の自然な状態は背中がS字を描いている状態です。もちろんアルファベットのSのような極端な脊椎の曲がり方はしていませんが、腰椎付近が前にカーブしていて、胸椎付近は後ろにカーブしているのが理想的です。

 

イメージとしては、まずまっすぐきれいに立っている状態からそのまま座り姿勢に移行するという感じです。また背骨は骨盤とくっついているので、骨盤を立たせた状態にすることも大事です。骨盤は蝶のような形をしていますが、後ろに傾いたりすると腰椎の後湾につながってしまうので、ちゃんと立たせるように意識します。具体的にはお尻の後ろ部分にクッションを少しかませるようにして角度をあげると立ちやすくなるのでオススメです。

 

姿勢に加えて適度な動きを取り入れる

姿勢を良くすることも大事ですが、長時間の立ちっぱなしのケースと同様、同じ姿勢をずっとしていると血行不良になってしまうので、1〜2時間に1度立って足の筋肉をほぐすために動いて見るのも大事です。

 

足の筋肉は血流を動かすポンプのような役割を果たすので、適度なストレッチや運動で足に溜まりがちな血液や水分を循環させる手伝いをしてあげるとより効果的です。

 

まとめ

「デスクワークが死亡リスクを高める」というと少し大げさに聞こえるかもしれませんが、座り過ぎ、しかも悪い態勢での座り過ぎはいろいろな健康の不調をもたらすのは確かです。血流を悪くしたり骨盤や背骨の不自然なゆがみをもたらして腰痛や肩こりなどを発症するトリガーにもなりえます。

 

ですからまずは姿勢を見直して体に負担が少ない態勢を心がけるのが大事です。またずっと同じ姿勢をして筋肉を動かさな過ぎても問題なので、一定時間のデスクワークの後に意識して動き回ったりストレッチをするなどの工夫をすると、健康リスクを下げる事ができます。

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