産後太りが起きる理由

出産をした後に体型が崩れてしまう女性はたくさんいます。東北文化学園大学によると、産後に妊娠していなかった時の体重に復帰できない女性の割合は3,4割いて、平均で2キロ太ってしまったというデータがあります。何故出産を契機に体重増加が起きてしまうんでしょうか?いろいろな原因があげられていますが、よく指摘されるのは骨盤の歪みです。骨盤は恥骨結合というものによってくっついている部分がありますが、産道を開くためにこの恥骨結合は最大で9ミリくらい緩みます。そうすると骨盤の形が変わってきます。

 

産後に骨盤は3ヶ月くらいで元に戻るのですが、ちゃんと戻らず骨盤が開いたままになってしまうことがあります。ここに姿勢の問題が加わります。よく決まった足だけに重心をかけるなど姿勢に特徴がある人がいますが、筋力バランスなどがアシンメトリーになっていると、骨盤に影響して歪みが生じてしまいます。またあぐらをかいたり足組みをするといった態勢によって歪みが定着しやすくなります。ではこの状態だと何故太りやすいのでしょうか?この場合内臓が下に下がった状態になっています。そうすると内臓の機能低下に伴って代謝が悪くなり痩せにくくなってしまうのです。この他にも妊娠中のデリケートな状態のために動きが制限され、自然と基礎代謝が落ちてしまうことも原因となります。また胎児を守るための皮下脂肪が妊娠中はつきやすいので、これも肥満の原因となります。

 

産後太りを放置するとどうなる?

ではもし産後太りを気にせずにそのまま放っておいたらどうなるでしょうか?この場合血行が悪くなってしまうので、腰が痛くなったり、むくみや冷え性が起きやすくなります。

 

またこれは見た目の話ですが、お尻あたりの肉が垂れてきて下半身太りとなります。このように産後太りを放っておいても良い事はありません。そこで対策としてエクササイズなどを取り入れるのが賢明です。

 

産後ダイエットに良いエクササイズ

産後ダイエットに役立つエクササイズは、やはり骨盤矯正と関連させて行う必要があります。骨盤の歪みを矯正して下半身の引き締めを目指しましょう。次の手順でエクササイズを行います。

  1. 仰向けに寝て両膝を立てます
  2. 両手をへそ上に重ねておきます
  3. お腹をふくらませます
  4. 右の手を左のくびれに、左の手を右のくびれにあてます
  5. 10秒かけて口から息を吐きます。
  6. 1〜5の流れを10回行います。

 

これだけです。これを習慣的に行って骨盤を矯正していきましょう。ただこれだけでなくもちろん骨盤を正しい位置に戻すことも大事です。例えば姿勢を正しくすることで、骨盤のアンバランスな状態を回避することなどが大事です。

 

まとめ

産後太りは多くの女性にとって悩みの種です。出産は喜ばしいことですが、出産のプロセスで骨盤が開いてしまうことは妊娠中〜産後太りの大きな原因です。

 

しかし矯正することは可能です。上記で紹介したプロセスを習慣として続けたり姿勢を意識しながら、産後対策を図りましょう。

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