腰痛や肩こりは国民病

腰痛や肩こりに悩まされている人は非常にたくさんいます。「武田コンシューマーヘルスケア株式会社」の行ったアンケートによると、「肩こりが気になるか?」という質問に対して、かなり気になると答えた人は全体の57%で、少し気になると言った人は32%でした。つまり気になる人全体だと89%ともはや肩こりは国民病と言える症状になっています。

 

またファンケルの調査では、30代以上の男女のうち10年以上も長く腰痛があるという人は66%もいました。腰痛によって仕事の効率が下がるという人も多くいましたが、腰痛も多くの人が抱える爆弾となっています。

 

肩こりや腰痛の原因は?

では多くの人が悩む肩こりや腰痛の原因となる要素は何でしょうか?全員のケースに一律に「これが原因」と言えるものはありませんが、多くの場合に問題となるのは姿勢です。姿勢が悪いと身体の筋肉や関節に大きな負担となり、柔軟性が失われ硬くなってしまうことがあります。そうすると筋肉に引っ張られるような形で骨盤が歪みます。また腰椎の変形がおきたりして腰痛となります。また骨盤が歪むと、背骨も影響を受けます。骨盤の仙骨という中央部の骨と腰椎とはつながっているのですが、骨盤がゆがんでいれば当然つながっている背骨(脊椎)も影響を受けます。

 

地面に立っている電信柱が、液状化現象などで地盤が変形することでやはり変形してしまう様なイメージです。本来背骨は腰あたりでは前(腹側)へカーブがあって、胸のあたりでは後ろ(背側)へのカーブがあります。しかし骨盤のゆがみによっ周りの筋肉が硬くなってしまうと背骨がきれいなカーブを描けず、結果として頭部付近の筋肉も凝ってきて肩こりにつながってきます。つまり悪い姿勢→筋肉の不自然な緊張→骨盤の歪み→背骨の不自然なカーブというプロセスの中で腰痛や肩こりが出てくるわけです。

 

改善するにはまず姿勢!

この状態を改善するにはいろいろなアプローチが必要です。例えば硬くなった骨盤周りの筋肉やその他の筋肉を適度に緩ませてあげたり、筋力が低下しているなら筋トレをしたり、冷えによる血行不良で筋肉が硬いのなら冷え対策をしたりと方法は様々です。

 

しかし大事なのはやはり姿勢です。筋肉をほぐす運動などは一日中行えるものではありませんが、悪い姿勢は一日中習慣になっていると続けてしまうもので、これが骨盤歪みなどの基本原因となり続けてしまいます。ですからまず正しい姿勢を学んでそれを意識的に続けていくのが根本的な解決策への第一歩となります。

 

まとめ

肩こりと腰痛は発症する部位は違っていますが、両者とも骨盤に起点があることが珍しくありません。私たちの身体はどこかだけ独立しているわけではありません。つながっています。骨盤や背骨もつながっています。骨盤が悪ければ背骨の形も正しく保つのは難しくなります。

 

ですから腰痛も肩こりも対処策として骨盤の矯正や周りの筋肉の緩和、訓練などが要となってきます。お尻ウォーキングなど骨盤周りの筋肉をほぐす運動を心がけるなどして筋肉対策をするとともに、正しい姿勢を保って歪みの原因を取り除くようにしましょう。

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