ソファを使うと「楽」?

ふかふかのソファにドサッと座る時の感覚はとても気持ちのいいものです。身体がしっかりホールドされて手触りもよかったりするとそれだけでリラックスできてしまいます。しかしその感覚が必ずしも体にいいとは限りません。気持ち良さについつい長い時間座り込んでしまい、スマホやパソコンをいじりたくなるのは分かりますが、柔らかすぎるソファは腰に悪い場合があるのです。

 

どういうことかというと、柔らかいソファに腰を下ろした時のことを思い出せば分かりますが、その時背骨は丸くなっていて、骨盤は後ろに傾いた状態になります。そうすると、腰椎も後ろに曲がってしまうことになります。これらの骨を支えている筋肉がその状態にとどまって時間が長く経過すると変な状態でかたまってしまいます。骨は筋肉によって動かされているので、筋肉がかたまっていれば骨に不自然な負担がかかってしまい歪んでしまいます。

 

固い椅子でも要注意!

では固い椅子であれば問題ないのかと言うとそういうわけでもありません。固い椅子であっても姿勢によっては問題です。背もたれに沿って背中が丸まっていたり、足を組んだり、片足だけ立ててみたりと無理な姿勢をしていれば歪みは生じてきます。ふだん座っている時にどんな態勢になっているか一度試しに座ってみるとよく分かります。

 

下半身は膝を直角気味みにして吸われているものの、太ももの付け根あたりから背中の真ん中あたりにかけて後ろに傾いていて、そこから頭部までは前にカクッと倒れているような状態という人が少なくないと思います。これは上記のように骨盤が後傾していて腰椎も後湾している状態です。これではやはり周りの筋肉への負担が大きくなり歪みも出てしまいます。

 

座る時の姿勢に注意!

座っている時は実は楽な態勢に思えるかもしれませんが、上記のように骨盤や背骨や周りの筋肉に負担をもたらす状態になっていることがあるのです。ですから意識的に正しい座り方を習慣づけるようにしましょう。

 

具体的には骨盤を後傾させずに立たせた状態にすることです。椅子に座る時にお尻にクッションをかませると立たせやすくなるのでオススメです。太ももと背骨の角度は直角と言うより100度くらいの開きをイメージすると良い姿勢になります。

 

まとめ

ソファは座っている時は楽で気持ちが良いものですが、実は骨盤や背骨を後ろに傾けたり曲げたりすることがあり、周りの筋肉に負担となってしまいます。そうなると筋肉によって骨盤が歪んでしまうことに通じてきます。

 

ですからリラックスできるからといって柔らかすぎるソファにどっぷり座り続けるのは良くありません。また固い椅子に座る時も、姿勢を正さなければゆがみは生じます。ですから骨盤を立てるように座って、筋肉負担を少なくさせるようにし、体全般への負担を軽減させることが大事です。

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