美しい姿勢をキープするのはキツイ?

「良い姿勢をしなさい」という言葉をこれまでさんざん言われてきたという人はとても多いですが、良い姿勢というのはなかなか身に着かないものですし、なんといってもキツイと感じてしまう事があります。背筋を伸ばし、身体の重心ラインを頭から坐骨にかけて身体の中心に引っ張ってくるイメージで立ったり座ったりしても、数分すればまたぐにゃっと曲がってしまうという人はかなり多いでしょう。これはこれまで長年悪い姿勢が「楽」になってしまっているからです。

 

骨盤が歪んで背中が曲がった状態に慣れてしまっていると、姿勢をただした時にきつく感じるのは当然です。よく身体が硬い人が前屈などのストレッチをした時に、一定以上身体を伸ばそうとすると痛みを感じますが、そのように「慣れの範囲」を超えると身体にとってキツイのです。でも最初はきつくても、美姿勢を続ければだんだんと正しい状態へと身体は戻っていきます。ですから継続が大事です。加えて美姿勢を長くキープするためのポイントをおさえると矯正はより容易になります。

 

インナーユニットなどの筋肉を意識することが大事

良い姿勢というと何となく身体がまっすぐしている状態をイメージできますが、おそらくかなりの人は骨盤や背骨などの骨の形を意識することでしょう。でも骨は大事とはいえ、骨を動かしているのは筋肉である事を忘れてはいけません。筋肉が凝り固まっていれば骨が変に引っ張られてしまいます。

 

ですからインナーユニット(横隔膜、腹横筋、骨盤底筋群、多裂筋)など姿勢制御に関わる筋肉をほぐして鍛えてあげることが大事です。姿勢=骨だけで片付けないようにしましょう。最近は体幹という言葉がよく使われますが、インナーユニットをはじめとする胴体全体のバランスをよくすることで美姿勢は長くキープしやすくなります。

 

適度に動く事も大切!

美しい座り姿勢や立ち姿勢は見ている人にとって魅力的ですし、本人にとっても疲れにくい態勢になって最終的に楽になります。とはいえ美姿勢だといってもその同じ姿勢をデスクワークや立ち仕事で何時間も続けるとなるとやはり無理があります。

 

美姿勢を維持するためには筋肉の収縮&弛緩運動を行ってポンプのように働かせ血液を心臓に送らせて循環させることが大切です。ですから美姿勢をキープするには、美姿勢とはいえ同じ姿勢を一時中断してストレッチをしたり歩きまわってみるなどの変化を取り入れる事が大切です。

 

まとめ

美姿勢を長くキープするには、単純に骨の形を意識した態勢の取り方だけでなく、骨を動かし支えるインナーユニットなどの体幹部分を鍛える必要があります。インナーユニットの鍛え方は検索すればたくさん情報が出てきますので、それを参考にして修得できます。

 

またもう一つ大事な点として、美姿勢は無理に長く続けようとするものではありません。どんなに良い姿勢でも長時間続ければ血流不足が心配です。ですから足の筋肉を適度に動かして、血行促進することも美姿勢を保つポイントとなります。

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