むくみの原因は？

むくみというのは、女性によく見られる症状です。一日働いた後に足がパンパンになってしまうという女性はとても多くいますが、むくみはそもそも何故起きてしまうんでしょうか？むくみの原因は血流の悪さに起因している事が多くあります。血は体中にある血管を通して心臓を通して循環しています。

よく赤いラインで説明される動脈と、青いラインで示される静脈とがあって、動脈からは細胞に酸素や栄養素などを運び、静脈から不要物質（余分な水分や老廃物）を回収します。しかし常にこの循環がうまくいくわけではありません。静脈や付随するリンパ管の流れが滞ってしまい、水分がそのまま溜まってしまうことがあります。これがむくみとなります。

水分がたまってしまう理由

静脈などの問題で水分がたまってしまう原因には、臓器の問題や水分や塩分摂取の過多なども関係してきますが、多いのは立ちっぱなしや座りっぱなしなど要素です。立ち仕事でずっと立っていると重力の問題で血流が悪くなり水分を回収して身体をめぐらせるのが難しくなってしまいます。

またデスクワークで長時間ずっと座っていると、足の筋肉をぜんぜん使わないことになるので、本来収縮運動によってポンプのような働きをする筋肉が働かず、血液や水分の循環がうまくいきません。これによってやはりむくみが出てしまいやすくなります。

むくみを減らす美姿勢トレーニング

ではむくみを減らすためにはどんなポイントを意識したら良いかですが、姿勢を正すことが大きな助けになります。立っている状態で前傾姿勢になっていると、体はバランスを保とうとして、例えば下半身の筋肉を緊張させます。その状態が続くと血管を圧迫して、結果的に血液循環を悪くしてしまいます。また座っている場合、足をカクッとまげて椅子の中央あたりに置いてつま先立っている状態の人が多くいますが、この状態だとふくらはぎに力が入った感じになり、やはりむくみのトリガーになります。ですから立っているにしても座っているにしても正しい姿勢をとにかく意識することがむくみ解消のポイントです。

立っている場合は頭頂部からくるぶしにかけてラインが一直線に走るようなまっすぐな立ち方をし、お腹を少しひっこめ、背中は軽くS字を描かせます。重心は足の中央よりちょっと下あたりに置くようにしてバランスよく立ちます。また座る時は上半身に関しては基本、立っている時と同じラインを意識します。また血流を助けるふくらはぎに負荷をかけすぎないように、膝下を直角に近い感じにまげて足裏は地面につけるような座り方を意識しましょう。

まとめ

むくみの大きな原因は血流の悪さにあります。血流が悪いと余分な水分が足まわりに留まってしまってむくみになってしまいます。そして血流の悪さをもたらす要因の一つは姿勢の悪さです。

前傾姿勢などによって下半身の筋肉が緊張した状態だと血管が圧迫されてしまうからです。ですから負担をやわらげるために、体をまっすぐにした立ち方、座り方を実践しましょう。加えて適度に動き回って同じ姿勢をし続けないようにして筋肉をほぐすとむくみ解消につながってきます。

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