勉強をし過ぎると身体が歪む!?

「勉強をし過ぎると身体が歪んでしまうことがある」と聞いたら「そんなバカな」と思う人は少なくないと思います。でも実際勉強にのめり込むと健康不良が生じてしまうことがあるんです。といっても勉強そのものが問題なのではなく、勉強の時の姿勢の問題です。通常机に向かって何かを調べたり学んだりしている時の姿といえば、背中を丸めたり頬杖をついたり机の上に突っ伏したり、腰を前に出して背もたれにだらんともたれかかったりと、何かと良くない姿勢をしてしまいがちです。

 

頭が前に出たり胸が前に出たりと、体のどこかがくの字に曲がってしまっているのです。このような姿勢の悪い座り方をしていると、体の筋肉は変に緊張して硬くなった状態になり、骨盤や骨の異形につながって腰痛や肩こりの問題も出てきます。要はバランスの悪い座り姿勢をしていると身体のどこかに不必要な負担が出てくるのです。会社の部署で誰かが手を抜いていると他の人の負担が大きくなるといったイメージです。

 

歪みを治すには

ゆがみを治すために出来ることが2つあります。まず姿勢をすぐに直すことです。腰痛に悩まされて整体に行って骨をごぎごきいじくっても、姿勢が悪い状態のままでは同じ事の繰り返しです。ですから座り姿勢の改善を図りましょう。1日の大半を座った状態で過ごすと言う人は少なくないですが、そうであれば余計に美姿勢を意識して身体の歪みを回避しなくてはいけません。正しい座り方とは、腰から背中、背中から頭部にかけて変にカクカクしていません。頭頂部から重心のラインがまっすぐ坐骨にかけて落ちていく状態です。あくまで重心であって背中がまっすぐという意味ではありません。

 

背中はゆるやかなS字を描いているのが理想であり、あくまで頭からお尻まで1本のまっすぐの棒が通っている感じになるということです。イメージとして上からつりさげられているようにピンとするということです。鏡を置いて横から見て、頭・首・胴体・おしりの中心部分に直線が引けるかチェックすると良いでしょう。

 

美姿勢を意識しながら筋肉もほぐす

美姿勢をキープするなら不必要な筋肉の硬直を避けて身体の歪みが起きにくくなりますが、すでにある程度硬くなった筋肉をほぐしてあげることも大事です。いくつか有効なストレッチがあります。まず「お尻ウォーキング」です。有名なエクササイズですが、床に足を伸ばした状態で座り両足を揃えます。腕を振りながらでも胸の前でクロスさせてもいいですが、骨盤をスライドさせるようにして片足ずつ前に出し10歩ほど進みます。

 

その後10歩下がります。これを何回か繰り返します。「座りねじりポーズ」もやってみましょう。同じようにまっすぐ前に出して床に座ります。右ひざを立てて左足より左側に置きます。そして上半身を息を吐きながら右にねじります。逆側も同じようにします。このようなストレッチを通して身体をやわらかくすると良いです。

 

まとめ

勉強のし過ぎ、あるいはデスクワークのし過ぎでずっと同じ姿勢でいると身体への負担があります。特に重心が前後左右に傾いてしまった状態であれば筋肉が硬直して骨盤や背骨の歪みへと発展し、腰痛や肩こりにもつながっていきます。

 

ですから正しい姿勢を鏡などを使って常に意識して、なおかつ筋肉をほぐして歪みを少しずつ改善していきましょう。

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