骨盤の機能とは?

「骨盤が歪む」とか「骨盤が身体の土台!」といった表現をよく耳にすることがあるかもしれません。とはいっても骨盤て分かるようで良く分からないという人も少なくないでしょう。骨盤について簡単に復習すると、骨盤は上半身と下半身を結ぶ身体の中央、つまり腰回りの骨です。といっても一枚岩の骨ではなく、実際には仙骨や腸骨、坐骨、恥骨などで構成されています。細かく言えば他にもありますが、これらがよく言及される部位です。骨盤は背骨の土台のような役割をします。つまり頭を支える役割につながってきます。頭はけっこう重たいもので、だいたい5キロほどもあると言われています。

 

5キロのダンベルを手で持ったらけっこうな重さです。それを毎日ずっと支えないといけないわけですから、背骨や骨盤が強くバランスよくないと問題なのは言うまでもありません。骨盤は内臓や生殖器を守る働きもします。ですからここが歪むと内臓の位置にずれが出てきたりして代謝が悪くなったり、生理痛にもつながることがあります。またあまり知られていないかもしれませんが、歩行時のショックアブソーバーとしても機能します。下半身からの歩行時の衝撃が骨盤で吸収されるので、上半身に負担がないようになっています。

 

骨盤が歪んでしまう理由

上記のように非常に大切な骨群である骨盤ですが、これが歪んでしまうことがあります。一言でその理由を説明はできませんが、大きな問題は姿勢です。「姿勢を正す」とはよく使われるフレーズですが、姿勢が悪いと骨盤はゆがんでしまいます。もう少し詳細を言うと、骨盤や背骨を動かす筋肉に問題が起きてしまい、骨が引っ張られて歪んできます。

 

柔らかいソファに長時間座って背中が丸まった状態になったり、椅子にC字型に座ったり、足を組んだりあぐらをかいたりと悪い姿勢はたくさんありますが、いずれにしてもこうした習慣によって固まってしまった筋肉や関節を改善しないと、骨盤のゆがみを根本的に解決することは難しいです。

 

骨盤の歪みに対処するには

骨盤の歪みは簡単に言うと姿勢の悪さが大きな原因ですが、これを治すにはまず姿勢を正すことが大事です。

 

例えば座る時には骨盤が後ろに傾いたりしないようにクッションをかませて立たせるようにするとか、立っている時は胸を張り過ぎずにあごを少し引いてまっすぐ立つとか、リラックスしながらもバランスの良い姿勢を保たないといけません。また骨盤周りの筋肉をほぐすために、例えば「お尻ウォーキング」などのエクササイズを行うこともおすすめです。

 

まとめ

骨盤の歪みは姿勢の悪さによって助長されてしまう事が多々あります。長い間「楽」だった姿勢を続けた結果腰痛や代謝低下などの問題が引き起こされてしまう可能性があるので、一度姿勢の見直しを行うことが大事です。最初は正しい姿勢は楽ではないかもしれませんが、筋肉や関節に負担をかけて骨盤の歪みをもたらさないように改善するなら最終的に本当の意味で楽になります。

 

すでに固くなっている筋肉に柔軟性を回復するためのエクササイズを行うなどしながら、骨盤から健康へのアプローチをしましょう。

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